古民家鑑定とは、厚生労働省認可財団法人職業技能振興会が認定する古民家鑑定士が、築50年以上の古民家を独自の調査項目により目視鑑定するものです。
古民家鑑定を行うと古民家鑑定書(古民家の鑑定結果を書面にしたもの)が発行されます。
また、古民家鑑定は古民家情報サイト『古民家住まいる』で採用されており、古民家鑑定を行った物件は『古民家すまいる』へ掲載できます。
古民家鑑定書の内容
古民家鑑定を実施した後、古民家鑑定士より「古民家鑑定書」をお渡しいたします。古民家鑑定書には、主に下記の3点についての情報が詳細に記載されています。
古民家の現在の状態、今後どういったメンテナンスを行っていくのか、どこを改修すれば良いかなど、古民家の「今」だけでなく「将来」についても知ることができる内容となっています。
古民家のコンディション
現在の古民家のコンディションが複数の観点から評価されます。これにより修繕すべき箇所や、再生・移築を行う際のポイント、解体することになった際も、古民家に使用されていた材のリサイクルが可能か等の把握が行えます。
予防保全計画
古民家を長く使って頂くために必要なメンテナンスについて記載されます。今後必要になってくるメンテナンスやコストを把握することにより、長く使って頂く上での計画に役立ちます。
家歴書
住宅履歴書とも呼ばれ、住宅の修繕履歴あるいは定期点検の結果などを記録した履歴簿のことです。修繕情報を記録することにより、将来の修繕計画の立案および工事の実行に有益な情報となる他、資産価値の維持にも繋がります。
古民家鑑定の流れ
1.各地域の古民家再生協会へお問い合わせ
各地域の古民家再生協会、もしくはお問い合わせフォームよりご連絡ください。
2.担当の古民家鑑定士がご連絡いたします
お問い合わせいただいた後、担当の古民家鑑定士よりご連絡いたします。
その際、古民家に関わることについていくつかご質問いたします。
また、古民家鑑定を実施する日程等をご相談いたします。
3.古民家鑑定の実施
古民家鑑定を実施いたします。
鑑定の際は、所有者の方の立会いが必要となります。
実施時間は約2時間程度です。*規模により変わることがございます
4.古民家鑑定書のお渡し
古民家鑑定を実施した後、古民家鑑定書の発行手続きを行います。
古民家鑑定書は約2週間程度で届きます。
お渡しの際、古民家鑑定士より古民家鑑定書についてご説明いたします。
あわせて、今後のメンテナンスや活用についてもお話しさせていただきます。
古民家鑑定に関して、気になる点や疑問がございましたら、
お気軽にお問い合わせください。
費 用
一物件につき10万円(消費税別途)
どこに相談すれば良いの?
全国の各地域に古民家再生協会がございます。
古民家再生協会は、地域の古民家を未来の子ども達へ継承するために活動している古民家相談窓口です。
古民家に関するお悩み・ご相談がございましたら、下記お問い合わせフォームもしくは地域の古民家再生協会へお問い合わせください。